主人公の美術講師が、ある古本屋の息子である、じきに美術コンサルタントとなる男と出会うところから始まる。
主人公の講師としての知識もさることながら、コンサルタントの男は真贋を舌で感じる変態な上、頭も切れる。メインの知識は講師、それを補填するコンサルタントの男の関係は、この美術ミステリーをより楽しく感じさせる。まさに美術探偵と言える。
構成はいくつかの美術品に関する事件が各話で描かれていく短編型。個人的に好きな話は早朝ねはん。
続編も出ているので非常に気になる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
美術・アート小説
- 感想投稿日 : 2020年8月13日
- 読了日 : 2020年8月13日
- 本棚登録日 : 2019年9月20日
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