ジェラ-ルとジャック (白泉社文庫 よ 4-1)

  • 白泉社 (2004年5月19日発売)
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本棚登録 : 1228
感想 : 106

2023.4.5市立図書館
1990年代終盤から2001年頃までに主に「BE・BOY・GOLD」に掲載された作品。

借金のカタとしてに娼館に売られた貴族の坊っちゃんジャックと、彼を自由にしてやりつつけっきょく下男として家に置くことになった平民の作家ジェラールの関係は、同じく主従もの「執事の分際」の執事クロードとぼっちゃまアントワーヌとはまったく違ってまたおもしろい。フランス革命下で一波乱二波乱もまれるけれど、最後は思いもよらぬ平穏と希望があるのがよしなが作品のありがたいところ。

文庫化した2004年5月はちょうど「メロディ」にて「大奥」が始まる直前だったようで、巻末に広告が載っているのだけど、今になってみれば「だれ?」という女将軍の横顔が描かれている(連載開始時だから吉宗なのかな…)。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コミック
感想投稿日 : 2023年4月5日
読了日 : 2023年4月10日
本棚登録日 : 2023年4月5日

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