神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)

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レビュー : 850
著者 :
さくらみさん 不思議系   読み終わった 

再再読。

今日も、どこかで、誰かが、
自分の周辺の小さな世界を
そっとなだめているのかもしれない。
その人の心の深いところで。

その人にとっては、とても大きな、
けれど人から見たら小さな何かを乗り越えて、
自分の力で、誰かとのつながりを
結び直そうとしているのかもしれない。

ときどき
あまりにも大きくてあらがえない自然の流れは、
人間の心に
ぽっかりと暗い暗きょをもたらす。

けれど、内側の光は
どんなに小さくなっても、
じっと見つめることさえやめなければ
だんだんと、静かに育って、
大きな光になっていくんだ。

そんなことを思って、胸があたたかくなった。

自分の中にある、まだ
うまく言葉にはできない領域。

その、簡単にはとてもほどけそうもない、
こんがらがった領域にこそ、
きっと手がかりはいっぱいある。

そこがつながりの始まりなんだと思う。

自分の小さな手の中で、
光をあたため、見守り続けること。
人はもっとそういうことを大事にしていい。

レビュー投稿日
2012年5月18日
読了日
2012年5月18日
本棚登録日
2012年5月13日
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