自分自身が「空」という存在であり、大いなる存在である自己を愛し、そして本当に自分が願う幸せを自分に与えられる、ということが主旨のようだ。
「空(くう)」という言葉は、なかなか理解しずらい言葉であり、それをタイトルに持ってきて、「空(くう)」の説明をしたかったのであろうが、かえってわかりにくい説明になっている。
「空(くう)」を使って説明するなら、もっと仏教について造詣を深めてからにしてほしかったと思う。
筆者の言う自分という存在は、「空(くう)」を使うより、スピ系の人がよく使う言葉でいうと、「ライトボディ」ということが近い表現ではないだろうか。
大いなる存在とつながって、自己の思考を書き換えたり、願望実現・・・というあたりは、シータヒーリングのほうが具体的な手法としてわかりやすいので、そちらの本を読むのがお勧め。
同意できない箇所が非常に多い。
例えば、「幽霊も自分の人格の一部」というチャプター。
幽霊は自分の一部であって、統合すれば幽霊はなくなるという論。
かと思えば、「似たもの同士が集まるように、自分と似た幽霊を呼ぶ」
とあり、幽霊は自分と異なる他の存在なのか、いったいどちらが
筆者の説なのか?
Amazonのレビューを観ると口コミ数が多く、評価も高い。
が、残念ながら私にはまったく訴えるところのない本だった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
スピリチュアル
- 感想投稿日 : 2011年11月22日
- 読了日 : 2011年11月22日
- 本棚登録日 : 2011年11月22日
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