空(くう) 舞い降りた神秘の暗号

著者 :
  • 三楽舎プロダクション (2010年11月1日発売)
4.22
  • (45)
  • (19)
  • (11)
  • (2)
  • (4)
本棚登録 : 242
感想 : 16
1

自分自身が「空」という存在であり、大いなる存在である自己を愛し、そして本当に自分が願う幸せを自分に与えられる、ということが主旨のようだ。

「空(くう)」という言葉は、なかなか理解しずらい言葉であり、それをタイトルに持ってきて、「空(くう)」の説明をしたかったのであろうが、かえってわかりにくい説明になっている。
「空(くう)」を使って説明するなら、もっと仏教について造詣を深めてからにしてほしかったと思う。
筆者の言う自分という存在は、「空(くう)」を使うより、スピ系の人がよく使う言葉でいうと、「ライトボディ」ということが近い表現ではないだろうか。

大いなる存在とつながって、自己の思考を書き換えたり、願望実現・・・というあたりは、シータヒーリングのほうが具体的な手法としてわかりやすいので、そちらの本を読むのがお勧め。

同意できない箇所が非常に多い。
例えば、「幽霊も自分の人格の一部」というチャプター。
幽霊は自分の一部であって、統合すれば幽霊はなくなるという論。
かと思えば、「似たもの同士が集まるように、自分と似た幽霊を呼ぶ」
とあり、幽霊は自分と異なる他の存在なのか、いったいどちらが
筆者の説なのか?

Amazonのレビューを観ると口コミ数が多く、評価も高い。
が、残念ながら私にはまったく訴えるところのない本だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: スピリチュアル
感想投稿日 : 2011年11月22日
読了日 : 2011年11月22日
本棚登録日 : 2011年11月22日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする