風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

著者 :
  • 講談社 (1994年9月5日発売)
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感想 : 297
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十二国記で一番好きなお話。
鈴に対する説教、お前だよ、そこのお前、と言われているようで読むたび心にグサグサ刺さる。十二国記はこういうところ容赦ないのだけど、そこで終わらずに泥臭く這い上がる様を描いてくれるから、刺された私も頑張りたいって思う。
三人の女の子の運命が絡み合って、もつれあって反乱の戦いになだれ込んでいくのが面白すぎる、反乱軍のメンツもみんないいんだよな~!
陽子のカッコよさはもがいてもがいてつかみ取っていくもので、禁軍に対峙するところ、朝議で堂々と初勅を宣言する様を読むといろんなことが思い出されてもう胸がいっぱい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2019年10月7日
読了日 : -
本棚登録日 : 2019年10月7日

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