堕落論 (280円文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所 (2011年4月15日発売)
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本棚登録 : 1237
感想 : 71
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書かれた時期を考えると、なるほどなと思う。率直に戦後の焼け野原からどう立ち直るかリセットを含めた、もういっぺん一からって感じを色濃く感じさせる。ありきではなく率直というのが印象で坂口安吾を気取るのと坂口安吾では大きく違うと思う。その率直な書きぶりは内容というより姿勢や書きっぷりが印象的で阿修羅と真剣でやり取りしたような読後感だった。率直なのでいろんな角度から斬られたような。読んだ後はこころに生傷がたくさんといった感じ。元気じゃない時に読むのはオススメしないかも。インパクトはあったかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他
感想投稿日 : 2017年12月18日
読了日 : 2015年2月6日
本棚登録日 : 2017年12月18日

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