「自分が見えている世界が相手にも見えているわけではない」
「自分が育った環境によって、物の見え方・感じ方が変わる」
といった考え方が構造主義。
正直「そりゃあそうでしょ」というのが感想である。
しかし、私がこのように感じたことからもわかるように、構造主義というのは現代の人々の考え方の基礎になっており、あらゆるものに応用できる、現代社会において抽象度が最高に高い哲学なのだ。
具体的なものの方が抽象的なものよりもわかりやすいため、構造主義は分かりづらいと思われがちで、私もこの本を最初に読んだときは「で、結局、なに?」が正直な感想だった。
しかしこれも何かの縁か、細谷さんの「具体と抽象」を読んだ後、この本の内容を思い出すと「そういうことなのね!」と理解。
これからこの本を読もうとしている人は、「具体と抽象」とセットで読むのがいいかも。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年2月12日
- 読了日 : 2022年1月12日
- 本棚登録日 : 2022年2月12日
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