読了日2010/01
家をテーマに描かれた6篇の短編集。
どの話も軽いタッチで楽しめます。
個人的には2つめの「ここが青山(せいざん)」が好き。
会社が倒産して主夫になる。奥さんが代わりに働き始め、何事もなかったかのように新生活スタート!
現実にこうなったらきっととても悲惨なんだろうけど、とってもとっても前向きな夫婦。
クビになった同僚は死に物狂いで再就職を探す中、幼稚園の子供にブロッコリーをどうやって食べさせるか頭を悩ませたり、公園デビューをがんばったりと主夫を満喫する主人公。
会社が倒産したと突然電話で打ち明けられた妻は、早速、美容体操。出産前のスーツを着て明日から働きに出るため!
どんな逆行に立たされても、自分の気持ちの持ちようで、未来は明るくなる!これは覚えておこう・・・。
この夫婦のように気持ちに余裕を持って、楽観的にのんびり生きていきたいな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
奥田英朗
- 感想投稿日 : 2017年10月24日
- 読了日 : 2010年1月26日
- 本棚登録日 : 2017年10月24日
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