桐野夏生さんの本は本当に大好き。
面白くて面白くて、毎回一気読み。
どうして、こんなに本の世界に没頭してしまうのか。毎回、桐野ワールドに引きずり込まれてしまう。
今回はイタリア ナポリのスラム街を舞台にしたお話。
地下世界があって、世界遺産の街を持ち、近くには活火山のベスビオ火山。
地理歴史好きの私にとって、生涯行くとが出来ないであろう海外の街のお話は楽しくて仕方ない。
特殊な環境で育ったマイコが、いろいろな経験をして成長していく姿が面白かった。
その成長するきっかけというのが、漫喫に入り浸ってマンガ腐女子になるところから始まるのが桐野ワールド。
ラストもまさかの展開で良かったけど、少し端折りすぎな感が。
もっと詳しく顛末を知りたかったな。
でも桐野さんの本は毎回最後ちょっと物足りない位で終わるのでこれが作風なのかな。
桐野さんの本、図書館からもう一冊借りてきたので、そっちも楽しみ
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
桐野夏生
- 感想投稿日 : 2020年5月25日
- 読了日 : 2020年5月26日
- 本棚登録日 : 2020年5月19日
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