【最終レビュー】
予約著書・約、5ヶ月待ち:図書館貸出。
昨年、映画館鑑賞した日仏合作映画『真実』の公開時に発刊された
お二方の対談集…
こうした流れに沿う形での
+α的著書といってもいい。
既読していた
*映画を撮りながら考えたこと(19.9.21)
https://booklog.jp/users/sapphire913/archives/1/4903908763
*こんな雨の日に 映画「真実(日仏合作映画)」をめぐるいくつかのこと(19.12.18)
https://booklog.jp/users/sapphire913/archives/1/4163911014
今の私にとっては
『母体となっている監督兼恩師』といっても過言ではない。
だからこそ
1月、映画『パラサイト・半地下の家族(韓国映画 ポン・ジュノ監督)』を映画館鑑賞できたのだから…
個人的には《是枝監督著三部作・最終章》といった位置付け。
数多くの映像作品に携わってきた
経験豊富なお二方…だからこその
既存メディア・ネットでは、決して触れられることはない
『ほんの一瞬の、機微な場面』『ささやかながらな場面の数々』
有意義かつ、長年の時の経過を通して、ひとつ、ふたつと、蓄積されてきた
[多面的視点を介しての『世界観を俯瞰するかのような「深淵な観察眼の秀逸さ」』]
[著書限定のみ『国内外、あらゆる現場にて見聞した「ここだけのシークレットトーク」』]
自然体に、枝葉末節的で、至って、シンプル、堅苦しくなく、雑談スタイルでの様相で。
その他
『映画監督、脚本家、共演者、ベテラン俳優・女優の方々の本来の真の姿、ドラマ・映画作品の裏話の数々、等々…』
『見識に長けた素養力も』垣間見られたりと
見てないようで、本質的に、周囲の空気感を、しっかり、吟味するかのように汲み取っている
[お二方の、際立った、感受性の高さ]
肝が据わっている、こういった方をいうのだなと、改めて、感じ入るものがありました。
『是枝監督の独特の匂いを醸し出す「直筆絵コンテ」』
楽しい空気の中に隠された
緻密かつ丁寧さ=監督の人となりも窺い知れたり…
新たな発見の数々を、存分に見聞しているかのような心地でした。
今後、是枝監督が、これらの経験で培ってきたものを
どのように、新たな形で昇華させていくのか…
今のこの世代になったからこそ、程よく、見守っていきたいですし、次作も楽しみに待ちたいと思わずにはいられません。
ラスト、ネタバレにならない程度、印象に残るキーワードを記載しながら
是枝裕和監督著・三部作…これにて、完結です。
*光と影の『按配』
*何もしてないようで、ちゃんと感じてやっている
*存在の『必然性』
*どう、絵の具のカラーになれば、絵がより、引き立っていくか。
*ちょっとしたところで、変える!
*何ができるか、できないか…に対して厳しい!
*何でもない、日常描写の『必然性・難しさ』
是枝裕和監督と希林さんの
12年間の旅路
私自身においても
[映画:歩いても、歩いても]
阿部寛さん主演を介して、是枝監督との出会いから、同じく、12年…
不思議に、偶然にも一致している。
このご縁を、今後も、こうして生きている限り、大事にしていこうと思う…
- 感想投稿日 : 2020年3月24日
- 読了日 : 2020年4月1日
- 本棚登録日 : 2020年3月24日
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