【Amazon.co.jp 限定】希林さんといっしょに。(ポストカード付)

  • スイッチパブリッシング (2019年9月14日発売)
4.23
  • (14)
  • (10)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 135
感想 : 10
5

【最終レビュー】

予約著書・約、5ヶ月待ち:図書館貸出。

昨年、映画館鑑賞した日仏合作映画『真実』の公開時に発刊された

お二方の対談集…

こうした流れに沿う形での

+α的著書といってもいい。

既読していた

*映画を撮りながら考えたこと(19.9.21)

https://booklog.jp/users/sapphire913/archives/1/4903908763

*こんな雨の日に 映画「真実(日仏合作映画)」をめぐるいくつかのこと(19.12.18)

https://booklog.jp/users/sapphire913/archives/1/4163911014

今の私にとっては

『母体となっている監督兼恩師』といっても過言ではない。

だからこそ

1月、映画『パラサイト・半地下の家族(韓国映画 ポン・ジュノ監督)』を映画館鑑賞できたのだから…

個人的には《是枝監督著三部作・最終章》といった位置付け。

数多くの映像作品に携わってきた

経験豊富なお二方…だからこその

既存メディア・ネットでは、決して触れられることはない

『ほんの一瞬の、機微な場面』『ささやかながらな場面の数々』

有意義かつ、長年の時の経過を通して、ひとつ、ふたつと、蓄積されてきた

[多面的視点を介しての『世界観を俯瞰するかのような「深淵な観察眼の秀逸さ」』]

[著書限定のみ『国内外、あらゆる現場にて見聞した「ここだけのシークレットトーク」』]

自然体に、枝葉末節的で、至って、シンプル、堅苦しくなく、雑談スタイルでの様相で。

その他

『映画監督、脚本家、共演者、ベテラン俳優・女優の方々の本来の真の姿、ドラマ・映画作品の裏話の数々、等々…』

『見識に長けた素養力も』垣間見られたりと

見てないようで、本質的に、周囲の空気感を、しっかり、吟味するかのように汲み取っている

[お二方の、際立った、感受性の高さ]

肝が据わっている、こういった方をいうのだなと、改めて、感じ入るものがありました。

『是枝監督の独特の匂いを醸し出す「直筆絵コンテ」』

楽しい空気の中に隠された

緻密かつ丁寧さ=監督の人となりも窺い知れたり…

新たな発見の数々を、存分に見聞しているかのような心地でした。

今後、是枝監督が、これらの経験で培ってきたものを

どのように、新たな形で昇華させていくのか…

今のこの世代になったからこそ、程よく、見守っていきたいですし、次作も楽しみに待ちたいと思わずにはいられません。

ラスト、ネタバレにならない程度、印象に残るキーワードを記載しながら

是枝裕和監督著・三部作…これにて、完結です。

*光と影の『按配』

*何もしてないようで、ちゃんと感じてやっている

*存在の『必然性』

*どう、絵の具のカラーになれば、絵がより、引き立っていくか。

*ちょっとしたところで、変える!

*何ができるか、できないか…に対して厳しい!

*何でもない、日常描写の『必然性・難しさ』

是枝裕和監督と希林さんの

12年間の旅路

私自身においても

[映画:歩いても、歩いても]

阿部寛さん主演を介して、是枝監督との出会いから、同じく、12年…

不思議に、偶然にも一致している。

このご縁を、今後も、こうして生きている限り、大事にしていこうと思う…

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 映画・ドラマ・エンタメ関連(専用除く・17~20)
感想投稿日 : 2020年3月24日
読了日 : 2020年4月1日
本棚登録日 : 2020年3月24日

みんなの感想をみる

ツイートする