回廊亭殺人事件 (光文社文庫 ひ 6-6)

著者 :
  • 光文社 (1994年11月1日発売)
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本棚登録 : 4041
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三十代の女性が六十代の女性になりすますというだけでも、ばれやしないかとドキドキします。一人称で語られる分、どうしても肩入れしてしまうので尚更です。そのハラハラ感だけで読んでしまったという印象です。主人公の復讐の気持ちは分かりますが、結局若い男に騙されただけという後味の悪さが残り、そこに至るまでの共感がありません。それに、どうも東野さんの恋愛描写がしっくりこないというか、気恥ずかしいというか…。何となく全てが不完全に終わったような満たされない気持ちが残りました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2017年8月13日
読了日 : 2017年8月12日
本棚登録日 : 2017年8月13日

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