下層階級のメアは突然能力が目覚め、第二王子の婚約者になる。常々、奴隷階級であるレッドと支配階級のシルバーに不条理を感じながらも何も出来なかったメアは、特殊な力と王族の中に入り込んだ状況を活かして、革命集団と事を起していくのだが…。
という設定は面白いのですが、人物の背景が描き切れていないように思います。キャラクターの魅力が伝わってこないのが残念です。それに陰謀渦巻く王家の中にいながら人を信用しすぎだし、王子が最後には自分を選ぶはずだという自信が分かりません。ヒロインには自分自身で立つ強い信念が欲しいなぁと思うのは私の理想です。
一冊で完結するのかと思いきや、まだ続くようで、この先面白い展開になるよう望むばかりです。ヒロインのメアの成長を望みたいです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ファンタジー
- 感想投稿日 : 2018年8月20日
- 読了日 : 2018年8月12日
- 本棚登録日 : 2018年8月20日
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