ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

  • 三笠書房 (2006年5月8日発売)
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感想 : 537
5

PCが出来ない、人間だけが出来る能力を磨く事で
時代をうまく切り抜けられる、そしてその具体的方法を示した本。

1.「機能」だけではなく「デザイン」
「機能」だけなら、PCが勝手に仕事をしてくれる。
成熟した消費者は、+αの付加価値が必要。
デザインはデザイナーだけが極めればいいものではなくなる。
感性・右脳を動かそう。
★優れた交響曲を聞く
★自分の興味以外の雑誌を読む
★本や雑誌で出会った良い比喩表現をメモする
★インスピレーションコラージュボードを持つ

2.「議論」より「物語」
脳はストーリーがあるものなら、頭に入りやすいようにできている。
ばらばらの個々の現象ではなく、ストーリーを持たせよう。
★安さだけを売り出す広告ではなくストーリーで差をつける

3.「個別」よりも「全体のシンフォニー」
PCは、ばらばらの物事をひとつに組み合わせる能力はない。
★マルチタスクが出来る人。発明が出来る人。巧みな比喩が作れる人。
★自分自身をテスト(EQ、SQ:tinyurl.com)

4.「論理」ではなく「共感」
PCは共感と、話を聞いてアレンジすることが出来ない。
★カウンセラーなど

5.「まじめ」だけでなく「遊び心」
PCはユーモアを持てない。
ユーモアがもたらす、ビジネスへの効果。
★最近、社員のために手品師などを雇う企業もある

6.「モノ」よりも「生きがい」
結局、人間、ものがあって必ずしも満足する、わけではない・・
「生きがい」があることが、人間の生きれる最低条件・・・だそう。
★自分の強みを発揮すれば、人生の主な満足感が得られる。
★自分の90歳の姿を思い描く。
→何を達成したのか?後悔していることは何か?
もし10年しか生きられなかったら、今の仕事を続けているか?
★モノではなく、経験にお金を使え
★文化を作る人か、文化を消費する人になろう

以前からすごく気になっていた本で早く読みたいと思っていたんですが、
久々に本当に読みごたえありすぎる本でした。
Amazonでも4つ星評価が多いです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス
感想投稿日 : 2011年4月9日
読了日 : 2009年11月1日
本棚登録日 : 2011年4月9日

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