東京から 現代アメリカ映画談義 イーストウッド、スピルバーグ、タランティーノ

  • 青土社 (2010年5月22日発売)
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感想 : 10
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こういう系統の本(映画評論家や映画監督による映画談議)は初めて読んだのですが、とても面白かった!

映画史や映画技術、ナレティブの型に関する非常に専門的な話が繰り広げられている傍ら、あなたたちいったい何十回イーストウッドを変態呼ばわりすれば気が済むのかと(笑)

ちなみに、本の中で何人かのハリウッドの映画監督の名を挙げて「まったく、立教大学で(蓮實さんの講義を)学ばなかったからこんな下手な映画になっちゃうんだよ」的な発言が何度もあり、それを読んでいると、別に映画は門外漢でしかない私まで、立教大学で蓮實さんの講義を受けなかったことで人生の非常に大事な部分が抜け落ちてるような気分にさせられるから面白いというか厄介というか。

そうだよねー、やっぱり映画もちゃんと系統だって勉強・研究しないといけないですよね。
蓮實重彦さんの他の著作も探して読んでみようっと。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他
感想投稿日 : 2011年2月27日
読了日 : 2011年2月26日
本棚登録日 : 2011年2月26日

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