そうか、天使ちゃんをちゃんと見つけていたんだ。
読んでいてどこかほっとした。
途中からあれ?と思ったのは勘が当たっていた。
莉々亜の話も分かりやすくてやっぱり、という感じ。
これは読者を騙すことに重きをおいていないのかなという気がする。すごく環に反発していたのは、環が天使ちゃんと気づいていたからなのか?
途中からコーキの環への愛が語られ、ああ、環の片思いじゃなかったんだと嬉しくもなり、でもそれって恋人としてというよりは人間愛だよな、これからどうかなるのかな。
きっと、コーキは言わないのだろう。
天使ちゃんを見つけていたこと。ずっと見守っていたこと。
辻村深月の物語はとても優しい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年8月17日
- 読了日 : 2019年8月16日
- 本棚登録日 : 2019年8月17日
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