津軽百年食堂 (小学館文庫 も 19-2)

著者 :
  • 小学館 (2011年1月6日発売)
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本棚登録 : 964
感想 : 124
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弘前で100年続く大衆食堂の初代、三代目、三代目の子どもとその周りの人々を描いた作品。
主人公である三代目の子どもは果たして店を継ぐのか、東京でくすぶり続けるのか。

ひさしぶりに素敵な作品に出会えました。
人と人との縁、人を想う気持ち、東京にいるということの意味。


>東京の人ってさ、僕が言う。
>手を叩いて、七海ちゃんが笑う。
>でも僕らは、東京の片隅に暮らしている。
>ここにいたら、傷つき、消耗することを知っていながら、
>離れられずにいる。

「昔なら確実に琴線に触れてただろうな」って感想がまず出てきました、いろんなことを感じにくくなってきたのかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 家族もの
感想投稿日 : 2013年1月21日
読了日 : 2013年1月21日
本棚登録日 : 2013年1月21日

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