弘前で100年続く大衆食堂の初代、三代目、三代目の子どもとその周りの人々を描いた作品。
主人公である三代目の子どもは果たして店を継ぐのか、東京でくすぶり続けるのか。
ひさしぶりに素敵な作品に出会えました。
人と人との縁、人を想う気持ち、東京にいるということの意味。
>東京の人ってさ、僕が言う。
>手を叩いて、七海ちゃんが笑う。
>でも僕らは、東京の片隅に暮らしている。
>ここにいたら、傷つき、消耗することを知っていながら、
>離れられずにいる。
「昔なら確実に琴線に触れてただろうな」って感想がまず出てきました、いろんなことを感じにくくなってきたのかな。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
家族もの
- 感想投稿日 : 2013年1月21日
- 読了日 : 2013年1月21日
- 本棚登録日 : 2013年1月21日
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