ヒトラー演説 - 熱狂の真実 (中公新書 2272)

著者 :
  • 中央公論新社 (2014年6月24日発売)
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感想 : 55

ヒトラーは、なぜ我々は反ユダヤ主義者なのかという演説を行った、その中で本能的なものを呼び起こし、奮い立たせ、扇動することが、自分の演説の目的だと語った。
大衆の受容能力は非常に限定的で理解力は小さく、その分忘却力は大きい。大衆は頭の回転が遅いため、1つのことについて知識を持とうとする気になるまで、常に一定時間を要する。したがって、最も単純な疑念を1000回繰り返して初めて、大衆はその概念を記憶することができる。多くを理解できない大衆の心の中に入り込むには、ごくwずかなポイントだけに絞り、そのポイントをスローガンのように利用する。その言葉だけを聞けばだれでも、その言葉が指す内容を思い浮かべることができるようにせねばならない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ドイツ
感想投稿日 : 2014年7月19日
読了日 : 2014年7月19日
本棚登録日 : 2014年7月19日

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