情報を鵜呑みにせずに自分の頭で考え裏づけをとること。
これの大事さを全章に渡って書き続けている本書。
清水さんのジャーナリズムのあり方が好きでどの本も読んでいるので中には知っている話などもあったが、日系ブラジル人が殺人を犯したあとに母国に逃げ帰っているところに突撃した話や時効撤廃についての考え方や司法のあり方などはとても勉強になりました。
また、ここからはこの本の本旨とは関係ないのだけれど
先日旅行で行った鹿児島の知覧特攻隊の方の遺書の中で一番記憶に残り、こんな人間になりたいと名前を記憶していた穴澤利夫さんの奥様になられる予定だった方への取材記事があり、なにか縁を感じました。
これから玉砕していく一人の人間として必要以上に強がるわけでも、後悔するわけでもなく、ただただ愛する人への感謝とその人の今後の人生を慮る穴澤さんの人柄を尊敬しています。
また折を見て鹿児島に行きたいです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年1月3日
- 読了日 : 2020年1月3日
- 本棚登録日 : 2020年1月3日
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