相対的エリートになれる企業を探すというのが一番心に残っています。
競争社会で勝つことだけが幸せではないとわかっていても世間で良いと言われているようなエリートコースを目指してしまう自分がいたのでこの本ではっきりと"悪循環組"に入れられてしまうと書かれていたことで現実を突きつけられました。
高みを目指すこと=有名企業に入るだと無意識のうちに思い込んでいた自分がいて、そこにESを片っ端から出そうとしていた私に受ける会社は5つで十分という言葉も響きました。
受かる人は受かる。受からない人は受からない。
限られた時間の中で志願書を出しまくったところで本当に数を絞り質を重視した本当に優秀な人には勝てるはずがない。
そんな当たり前のことだけれど、改めて言語化されたことで気付かされたことがたくさんあります。
受けれるだけ受けた方がいいという人もいるけれど、果たして本当にそれが自分のやり方に合っているのか私自身が日々深く考えることもなく、情報を鵜呑みにしていたことを改めて実感しました。
また、根性と熱意だけが取り柄だと思っていた私にとって成長意欲を持って働くことはすごいこととかじゃなくて新卒社会人にとって当たり前のことだと書かれていて自分に甘くなりすぎていたことにも少し反省しました。
当たり前のことをこなすのはもちろんすごいと思うけれど、それは言葉でアピールするようなものでもないし、5年くらい働いた後にようやく少し周りからも認められるような人になったら嬉しいなって思いました。
これから長きにわたり"就活"をする私にとって最高の1冊となりました。
このタイミングで出会えてよかったです。
ありがとうございました。
- 感想投稿日 : 2023年5月9日
- 読了日 : 2023年5月9日
- 本棚登録日 : 2023年5月9日
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