再読。
『ナルニア国物語』第6巻。第5巻からさらに数百年前、ナルニア国誕生の有り様が描かれる。
ナルニアの生まれる様子や、銀のりんごを取りに行く場面などは創世記を思わせるし、賛美歌を愛する馬車屋が、以前にアスランに会ったことがあるような気がする、と言うのも、やはりアスランにキリストを重ねているのだろうと思う。
最終章のタイトル(「この話は終わり,ほかの話がすべて始まる」)に表されているように、第1巻『ライオンと魔女』の頃から語られていた伝説の由来であったり、白い魔女の背景であったり、ナルニアの場違いな街灯が生まれた理由であったりと、様々なことが解き明かされる意義深い巻。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
児童文学
- 感想投稿日 : 2020年5月29日
- 読了日 : 2020年5月29日
- 本棚登録日 : 2020年5月29日
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