津田梅子 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2019年7月5日発売)
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本棚登録 : 93
感想 : 8
3

今度の5000円札の顔になるというので
知らない人だったので読んでみました。


色々な本も出ていますが
これを詠む前に子供向けの漫画を読んでいたので
わかりやすかったです。

この本は 梅子さんが アメリカでお世話になった
ご夫婦へ送った手紙を元に書かれていました。

梅子さんたち 留学した女性たちは
国費で留学したのだから
戻ったら 国の役に立つことをしなくてはならないと
思って帰国したけど
まだ 日本は男性社会で活躍の場がない。

他の女性たちは 何もできない事で
諦めて 結婚の道に進みましたが
梅子さんだけは 女性たちの学ぶ所を作りたいと
ずっと考えて 実現しました。

梅子さんは アメリカの文化や風習を実体験して
日本と比較して 冷静に 見てそれを手紙にしたためていました。

国民が苦しんでいるのに
上級の役人は楽しんでいると 腹を立てている所を
読むと今と世間は変わらないなぁ~~って 思いました。

梅子さんは 伊藤博文など この時代を動かした人たちとも
交流をしていて 大変な事もあっただろうけど
やりがいのある人生だったと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年10月30日
読了日 : 2021年10月30日
本棚登録日 : 2021年10月30日

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