おととい読了。カニグズバーグは何冊目かなぁ。
話がすとんと落ちつき過ぎて、うーんと思う。オチをうまくつけたせいで、それまで描いてきたことが矮小化されたような。それとは別に、カニグズバーグ作品にはどれでもうっすら感じる選民思想的なものが、この作品でもわりと強く出ている気がして、それもちょっと苦手。「魔女」の立ち位置を選ばざるを得ないことへの疑問が、行き場を失って胸につかえる。
実用的な処方箋だとしても、その「実用」性の裏側への意識は、どこかにあってほしいと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
外国の本(翻訳)
- 感想投稿日 : 2013年12月15日
- 読了日 : 2013年11月24日
- 本棚登録日 : 2013年11月26日
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コメント 1件
猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2014/06/20