ちょっと久しぶりの更新。でも読んだのは数年前。最近ふと、思い出したので。
雑誌ダ・ヴィンチで紹介されていて、何となく興味を惹かれて手に取ったもの。わたしにしては珍しいジャンルだったのだけど、ことばの硬質な丁寧さ、繊細さが、すうっと沁み込んできた。人物を描くときの距離の取り方が、独特に上手だなぁと思った。深部をうっすらと感じるような、表層の撫で方。
津原さんがライトノベル界でご活躍、というのは少し経ってから知った事実。小野不由美さんばりに謎なひと、かも。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
大人の本
- 感想投稿日 : 2010年6月22日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2010年6月22日
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