著者、片田珠美さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。
片田 珠美(かただ たまみ、1961年 - )は、日本の精神科医。広島県出身。大阪大学医学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。パリ第8大学精神分析学部に学ぶ。
で、本作の内容は、次のとおり。(コピペです)
2016年7月に起こった相模原障害者施設殺傷事件は日本社会に大きな衝撃を与えた。自分勝手な言い分によって引き起こされた事件は、死者19名、負傷者27名という、戦後最悪の大量殺人事件となった。世界を見渡しても、欧州や中東などで自爆テロが繰り返されているが、こうした不特定多数の人々を巻き込む大量殺人や自爆テロだけでなく、親子心中や介護心中などの無理心中にも通じるのが絶望感と復讐心だ。強い自殺願望に突き動かされ、誰かを道連れにせずにはいられない拡大自殺の根底に潜む病理を分析する。
第一章 大量殺人と拡大自殺
第二章 自爆テロと自殺願望
第三章 警官による自殺
第四章 親子心中
第五章 介護心中
終 章 拡大自殺の根底に潜む病理
「拡大自殺」という用語は最近になって聞いたが、以前よりあるものだという。英語では、extended suicideというようである。
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2017年
- 感想投稿日 : 2022年3月29日
- 本棚登録日 : 2022年3月5日
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