つるかめ助産院 (集英社文庫)

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  • 集英社 (2012年6月26日発売)
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この作品は、2010年に刊行されたので、著者の生年から計ると、著者が37歳位の時に書かれたものと思われます。

南の島に来たまりあは、助産院長・鶴田亀子から妊娠を知らされて、から始まる物語。

268頁に、ハイビスカスの天ぷらが出てくる。そういう料理を知らなかったが、調べてみると、沖縄では良く食べられているようだ。

128頁に、主人公の生い立ちが書かれている。主人公は教会の入り口に捨てられていたのだが、こういう場合、児童相談所→乳児院→児童養護施設という順に移っている。

その理由は、児童養護施設が原則として1歳以上の児童を養育するのに対し、1歳未満の乳児を主に養育する、と規定されているのが理由らしい。

乳児院は、2014年頃には、全国で132の乳児院があり、3,105人が入所していたようだ。

児童養護施設の入所対象者は、原則として、1歳以上18歳未満。
2016年度の総施設数は615となっており、うち公立は37に対し、私立は578となっている、とのこと。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 2010年
感想投稿日 : 2020年9月12日
本棚登録日 : 2020年9月12日

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