清貧の思想 (文春文庫 な 21-3)

著者 :
  • 文藝春秋 (1996年11月8日発売)
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感想 : 33

著者の作品、ブクログ登録は3冊目。

著者、中野孝次さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。

中野 孝次(なかの こうじ、1925年(大正14年)1月1日 - 2004年(平成16年)7月16日)は、日本の作家、ドイツ文学者、評論家。元國學院大學教授。主著に『清貧の思想』など。

とのことで、本作は、主著になります。
それから、本作刊行時の著者の年齢は、67歳位になりますか。

で、本作の内容は、次のとおり。(コピペです)

名利に使はれて、閑かなる暇なく、一生を苦しむるこそ、愚かなれ…。モノとカネにふりまわされ、明け暮れする人生は真に幸福なのか?光悦、西行、兼好、良寛ら先人の生き方の中に、モノを「放下」し、風雅に心を遊ばせ、内面の価値を尊ぶ「清貧」の文化伝統を見出し、バブル謳歌の日本に猛省を促した話題のベストセラー。


本作は、バブル崩壊後に刊行された作品で、けっこう売れた作品です。
が、内容的には少し難しく、スラスラと読める作品ではありません。
通読された方は、少ないと思います。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 1992年
感想投稿日 : 2022年10月25日
本棚登録日 : 2022年10月19日

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