トルストイの言葉 新装版 (人生の知恵 9)

  • 彌生書房 (1997年7月1日発売)
3.20
  • (0)
  • (1)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 9
感想 : 3

トルストイ(1828~1910年)は、ロシヤ19世紀文学の巨峰のひとり。

43頁。
この人生における疑う余地のないただひとつの幸福は、他人のために生きることである。(家庭の幸福)

日野原重明さんが、似たようなことを言われていたように記憶する。

63頁。
誠実な結婚生活をいとなむことは、まことによいことである。しかし、さらによいのは、まったく結婚しないことである。これができる人間は、めったにいるものではない。だが、これができる人間は幸福である。(人生の道)

トルストイの妻は悪妻と言われており、この辺にはトルストイ独特の考えが見える。


2020年11月3日、追記。

トルストイの亡くなり方が興味深い。
82歳にして、家を出て亡くなったのだが、それが、死出の旅だったのではないかと思われるので。
日本でも、例えば、芭蕉も旅の途中で亡くなっている。
この辺の、亡くなり方を、肯定的にとらえる方も、世の中にはいらっしゃるようで、なかなか興味深い。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 1910年
感想投稿日 : 2020年10月24日
本棚登録日 : 2020年10月24日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする