トルストイ(1828~1910年)は、ロシヤ19世紀文学の巨峰のひとり。
43頁。
この人生における疑う余地のないただひとつの幸福は、他人のために生きることである。(家庭の幸福)
日野原重明さんが、似たようなことを言われていたように記憶する。
63頁。
誠実な結婚生活をいとなむことは、まことによいことである。しかし、さらによいのは、まったく結婚しないことである。これができる人間は、めったにいるものではない。だが、これができる人間は幸福である。(人生の道)
トルストイの妻は悪妻と言われており、この辺にはトルストイ独特の考えが見える。
2020年11月3日、追記。
トルストイの亡くなり方が興味深い。
82歳にして、家を出て亡くなったのだが、それが、死出の旅だったのではないかと思われるので。
日本でも、例えば、芭蕉も旅の途中で亡くなっている。
この辺の、亡くなり方を、肯定的にとらえる方も、世の中にはいらっしゃるようで、なかなか興味深い。
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カテゴリ:
1910年
- 感想投稿日 : 2020年10月24日
- 本棚登録日 : 2020年10月24日
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