さすが湊かなえさん。感動のミステリという謳い文句に誘われて手に取ったけど、ただの感動モノではなかった。一筋縄にいかない湊ワールド。
裏切り、陥れ、さらに自分が原因で相手が事故死をとげてもなお、保身のために死者を侮辱する言動…。ものすごくモヤモヤする部分はあるが、この人たちは一生変わらない、一生このままなのだ、とちゃんと注意書きのように主人公の思考で示されていた。
感動のラスト…というよりも、憤りのラストだった。最低な陽一夫婦、孫もなんだか微妙だが、浩一だけが良い人だったのかな。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年11月3日
- 読了日 : 2023年11月3日
- 本棚登録日 : 2023年11月2日
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