夢の守り人 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2007年12月21日発売)
3.97
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本棚登録 : 7019
感想 : 553

前作までと同様、読みやすい作品。今作はタンダの活躍が印象的で、トロガイの過去が徐々に明かされていくのと同時に、命をかけて、仲間を救おうと懸命に頑張る姿が目に焼き付き、良いものだと感じる。これまで登場してきた人物たちの再開も胸が躍るもので、中でもバルサの活躍ぶりに嬉しい思いである。花の世界の仕組みが最初はつかめずにいたが、物語の進行とともに花の世界はどうなるのか、仲間はどうなるのか緊迫感を増しながら読み進めながら、辛くてそこから逃げたい、抜け出したい思いと同様、現実と向き合うことの大切さを感じた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 作者 あ行
感想投稿日 : 2016年9月12日
読了日 : 2016年9月12日
本棚登録日 : 2016年8月14日

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