前作までと同様、読みやすい作品。今作はタンダの活躍が印象的で、トロガイの過去が徐々に明かされていくのと同時に、命をかけて、仲間を救おうと懸命に頑張る姿が目に焼き付き、良いものだと感じる。これまで登場してきた人物たちの再開も胸が躍るもので、中でもバルサの活躍ぶりに嬉しい思いである。花の世界の仕組みが最初はつかめずにいたが、物語の進行とともに花の世界はどうなるのか、仲間はどうなるのか緊迫感を増しながら読み進めながら、辛くてそこから逃げたい、抜け出したい思いと同様、現実と向き合うことの大切さを感じた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
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作者 あ行
- 感想投稿日 : 2016年9月12日
- 読了日 : 2016年9月12日
- 本棚登録日 : 2016年8月14日
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