すうさんの感想・レビュー

天を衝く(3) (講談社文庫)

著者 : 高橋克彦

• 講談社 (2004年11月16日発売)

どんな結末なるかは、歴史的な事実もあるので、いささか気が重い感じもしていたが、想像していた結末と違って、最後まで主人公である九戸政実「らしい」結末であったという印象である。
何より、作者の主人公への思い入れが、最後まで九戸政実という人物を際立たせ、物語を推し進める大きな力となっていたのであろう。

感想投稿日 : 2021年7月9日

読了日 : 2021年7月9日

本棚登録日 : 2021年7月9日