世阿弥の記した能楽の古典中の古典。
ギリシア悲劇を扱うアリストテレス『詩学』とは異なり稽古の仕方や演出の手際に至るまで書かれているのがポイントで、単なる戯曲の書き方に終始しない内容が魅力的。もちろん、『詩学』と並べて脚本や小説を書きたい場合にも向いている。他にも使い方が複数ありそうで、古典的作法とは文学・芸術に限らずどの分野でも適応できるのが発見か。
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- 感想投稿日 : 2012年5月19日
- 読了日 : 2012年5月19日
- 本棚登録日 : 2012年5月19日
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