本田式サバイバル・キャリア術

著者 :
  • 幻冬舎 (2009年3月18日発売)
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本棚登録 : 661
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チェック項目10箇所。本書では、5つのサバイバル体験を経て、私がどのように今のキャリアをつくってきたかについてお話していきます、個人的な体験ではありますが、皆さんのキャリア戦略のヒントにしていただきたいと思っています。アメリカ陸軍が教える、サバイバル行動5つの基本方針……①状況を把握する、②自分の責任で現在地を把握する、③恐怖心に打ち克つ、④工夫して間に合わせる、⑤郷に入っては郷に従う。日本人は1980年代後半には不動産バブルに、2000年にはITバブルに踊らされましたが、今度は「キャリアのバブル」に踊らされてしまいました、状況がこれだけ大きく変わってしまっているにもかかわらず、それを認識できず、「年収〇〇円以下のところには行きたくない」と勘違いを引きずっている人が少なくありません。転職先を見つけずに退職してしまう理由……「今の会社が嫌だから」、「今のままだと忙しくて転職活動をする時間がとれないから」というケース。実際に会社を選ぶとき大切なのは、「勝ち馬」に乗ることです、ビジネスパーソンがレギュラーになれないことはありえません、自分が活躍できるかどうかは、強いチームに入るかどうかで決まります。大事なのは、「会社のおかげで、等身大の自分より割増の評価となっている」ことを忘れないことです、そのような謙虚な認識を持ったうえで使えば、会社の看板はコーポレート・キャリアを磨き、パーソナル・キャリアにつなげる非常に強力なツールとなります。上司や会社の愚痴を言う人は、結局は他人にコントロールされていると私は思います、会社批判とは、かたちを変えた会社依存です。「会社に捨てられない」という発想はすでに、会社に依存しています、会社があなたを捨てなくても、会社自体が市場から捨てられる時代です。普通の人でもマルチを目指せば独自性を発揮できる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本田直之
感想投稿日 : 2013年10月21日
読了日 : 2013年10月21日
本棚登録日 : 2013年10月21日

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