(大したことも書けないが、と、読了後に友人に送ったメール↓)
一つのことを2人以上の目線から書かれた作品好きなのと、タイトルに魅かれて読んでみたんだよね。
遺書読む前後では人の見方が変わったのと、少し推理小説的なところがあるかな。
描写が細かいのと、共感できるとこが多い(先生の孤独感、Kを癒そうとする方法等等。)なぁと思ったわ。
もう少し状況が違えばみんな仲良くなれたんちゃうかと思うと切ない(´・ω・`)
―――
>一つのことを2人以上の目線から書かれた作品好きなのと、タイトルに魅かれて読んでみたんだよね。
嘘。
電車で見かけた私のタイプの人(眼鏡、スーツ、細い)が読んでいたので。読みたくなったのです。
暗い気持になる反面、いつの間にか先生に恋してた。先生のことをもっと知りたい気持は「私」にも負けないくらい。夢中になって読んだ。
後半の遺書を読むまでは
静(奥さん)みたいな人って素敵。
先生みたいなどこか陰のある人を愛しながら支えたいわ、そして誰にも打ち明けられない悩みを私だけに打ち明けてもらいたいわなんて思っていた私。
自分の無力、経験不足、馬鹿さ加減が嫌になった。
その人に何があったかも知らずに、
本当に悩んでる人は本当に思ってることの少しも話せないことを自分が一番知っているはずなのに、人を癒したい、頼られたい、相談に乗りたいなんて思ってた。
この読み応え、さすが名作と言われるだけはありますね。
穴がない。ずっしり。
読む年代によって心惹かれる部分や、感じるものが違ってくる気がする。
もう少し大人になったらまた読んでみたい。
- 感想投稿日 : 2008年11月14日
- 本棚登録日 : 2008年11月14日
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