以前から気になっていた整理術の単行本を入手して読みました。
「佐藤可士和の超整理術」佐藤可士和(著)、日本経済新聞出版社
整理術で述べられている、身近なカバンの中身の整理に興味を持ったからです。
著者は手ぶらで歩けるところまで整理しています。
私は、そこまでできなくても毎日・毎回使わないものは出してしまいました。
増えるばかりの店のポイントカードは必要最小限に絞りました。時々必要かどうか確認します。
カバンの中身は減らせないか頻繁に確認するようにしています。
このように習慣化すると、余計なものを入れないようになるようです。
それから、最も気にかけるのは財布のスリム化です。
頻繁に使用するキャッシュカード、クレジットカードとお金だけを入れるようにしています。
本書では、「空間」「情報」「思考」の整理術について示し、徹底したスリム化によりアイデアが導き出される過程が述べられています。
整理術の実践者のため、文書・構成もシンプルで読みやすいです。
つい何でも”ごちゃごちゃ”してしまう・させてしまう私には、とても参考になりました。
【目次】
まえがき
1章 問題解決のための“超”整理術
いい仕事に、整理術は欠かせない
アートディレクター=ドクター
大切なのは、相手の思いを整理すること
本質を捉えなければ、いい結果は生み出せない
整理術は、仕事も生活も劇的に変える!
2章 すべては整理から始まる
問題の本質が見えないまま、対処していないか
プロセスに沿って、整理術を確実に身につける
空間から思考まで、目指すは3レベルのクリア
3章 レベル1「空間」の整理術 ――プライオリティをつける
空間の整理の目的は、快適な仕事環境を作ること
まずは、身近なカバンの中身の整理から
“捨てる”勇気が、価値観を研ぎ澄ます
デスク周りの最適環境を作る
バーチャル空間も、シンプル・イズ・ベスト 他
4章 レベル2「情報」の整理術 ――独自の視点を導入する
問題の本質に迫るため、情報に視点を持ち込む
視点導入の最終目標は、ビジョンを導き出すこと
自分なりの視点を見つけるには
視点の転換で導き出した、明治学院大学のビジョン
暗号解読のように組み立てた、国立新美術館のシンボル 他
5章 レベル3「思考」の整理術 ――思考を情報化する
思考を情報化すれば、コミュニケーションの精度が上がる
自己の無意識を意識化した、ドコモの携帯電話
自分との接点を見出した、地域産業のブランディング
本質を研ぎ澄ました、ユニクロの“あるべき姿”
無意識に深く踏み込んだ、ファーストリテイリングのCI 他
6章 整理術は、新しいアイデアの扉を開く
最大のポイントは、視点を見つけること
目的を持てば、テクニックも生きてくる
答えは必ず、目の前にある!
あとがき
※本レビューはブログより。読了日はブログの更新日とした。
https://way-to-wealth.at.webry.info/201112/article_1.html
※2011.12.11売却済み
- 感想投稿日 : 2021年8月13日
- 読了日 : 2011年12月10日
- 本棚登録日 : 2021年8月13日
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