1995年 (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房 (2013年11月7日発売)
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感想 : 63
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【揺れて荒れて変えて】阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件が発生する中、安室奈美恵がCDデビューし『失楽園』が人々の関心を捕らえた1995年。平成の中でも時代を画す重大事件が相次いだこの1年を振り返りながら、後代に与えた影響について考察を加える作品です。著者は、幅広い分野に関する著作を持つライターの速水健朗。

著者がまえがきで記しているように、懐古趣味を十分に満たすことができることはもちろん、1995年という1年が持つ重要性を改めて気づかせてくれる一冊でした。この年の出来事をどうまとめるかは人それぞれだと思いますが、議論の補助線として非常に参考になるかと思います。

〜1995年とは、それ以前に起こっていた日本社会の変化を強く認識する機会となった転機の年なのである。〜

1995年について記憶のある人にもない人にもオススメ☆5つ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本
感想投稿日 : 2018年11月7日
読了日 : -
本棚登録日 : 2018年11月7日

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