AI vs. 教科書が読めない子どもたち

著者 :
  • 東洋経済新報社 (2018年2月2日発売)
4.13
  • (127)
  • (124)
  • (55)
  • (9)
  • (4)
本棚登録 : 1172
感想 : 142
4

2018年出版の本だが、有益な内容だった。今となってはchatGPTや生成AIも出ており、この本が出版された時と比べたら格段に進化しているが、AIが人間の脳を超えることはかなり難しいということがわかる。
第二章まではAIについての内容なのでやや難しく感じられたが、タイトルの『教科書が読めない子供たち』に触れるのは本題は第三章から。読解力の低い子供がこんなにも多いのかという現実を突きつけられるし、自分の読解力も怪しいと痛感した。
そもそも教科書が読めなければどうにもならない。ただドリルを解いて暗記するだけの型にはまった勉強ではAIには到底勝てない。プログラミング教育するにも生徒の読解力(論理的思考)が必要だ。教育について考えさせられる本だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年9月9日
読了日 : 2023年9月9日
本棚登録日 : 2023年9月8日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする