つむじ風食堂の夜

著者 :
  • 筑摩書房 (2002年12月1日発売)
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本棚登録 : 770
感想 : 147
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吉田篤弘さんの本がすきになったきっかけがこのお話。

ほわんとしたお話自体も好きだけど、
吉田さんが選ぶ言葉もすごく好き。

つむじ風食堂のクロケット定食や古本屋のデ・ニーロの親方が甘辛く煮た油揚げの刻んだやつを食べたくなる。
そして、タブラさんのエスプレーソをお父さんの手品を見ながら飲みたくなる。

月船町は、つむじ風が吹いたら現れて
またつむじ風が吹いたら
もうたどり着けない場所にあるんじゃないかって思ってしまう。

そんなお話。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説. 物語
感想投稿日 : 2012年3月4日
読了日 : 2012年3月4日
本棚登録日 : 2012年3月4日

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