2005年の「星の王子さま」新訳ブームにおけるひとつの頂点。他の新訳の多くが内藤濯が付けた題名をそのまま継承している中で、オリジナルのタイトルを付けたところに作者と出版社の自信を感じたりもする。挿絵は新訳の中で最もオリジナルに近く、挿絵の色や文中での位置にも注意が払われているようだ。訳も原文に忠実。詳細な訳注は著者ならではの充実したものだが、邪魔に思う人もいるかも。
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- 感想投稿日 : 2010年3月4日
- 読了日 : 2010年3月4日
- 本棚登録日 : 2010年3月4日
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