読書備忘録691号。
★★★★。
怖い怖い!
ただただ怖い。
女性ということで一括りにしてはダメですが、恨み、復讐、執念、絶対に忘れない・・・。
真梨さん!怖すぎ!笑
AV女優を対象としたインタビュー本の企画が持ち上がった。出版社とAVプロダクションとの共同企画。
企画は「アルテーミスの采配」。
出版社の企画者。
出版社のゴーストライター。
AVプロダクションの社長。
AVプロダクションのゴーストライター。
AV女優達、5人。
AV女優になるにはそれぞれの物語がある。
ただ、その物語が恨み、妬みなどが背景にあったら・・・。
インタビュー対象になったAV女優はインタビューを受けた後、次々に殺されていく・・・。インタビュアーの出版社のライターは殺人事件の容疑者として追われる。
そこには、インタビュアーを連続殺人事件の犯人とする、裏のシナリオが動いていた・・・。
なぜAV女優は殺されるのか?AVプロダクションに借金を抱えたAV女優の成れの果て。AV作品に出演するだけでは返済できない、風俗に売られても返済できない、臓器を売っても返済できない・・・。生命保険でしか返済できない悲しい結末。自殺では保険金は下りない。であれば殺人事件として演出する。
恐ろしいAVプロダクションの女社長の欲望シナリオ。
さらに、AVの世界に引き摺り込むとんでもないトラップがシナリオとして組み込まれる。ターゲットは有名女子大を卒業し、キー局の女子アナ。超美人をAV界に引き込むこと。
さらにさらに、AVの世界で成功しているにも関わらず、絶対に忘れない屈辱の復讐劇シナリオも複雑に絡む。
イヤミスの極地!
怒涛のクライマックスの種明かしはとんでもない!
繰り返します!怖すぎ!
真梨さん!これ物語ですよね!創作ですよね!女性の本性じゃないですよね!!!!!
真梨さん。ハマります。
- 感想投稿日 : 2022年10月25日
- 読了日 : 2022年10月25日
- 本棚登録日 : 2022年10月25日
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