明快な詩を好む私には難解なものが多かった。
世間と折り合いながら生きてきた中年が、独特の軸をもつ十代の若者と、初見でそう容易く会話できるわけもなかろう。
その意味では随筆のほうがすんなり読めた。
薔薇と詩のくだりがいい。
高村光太郎の「五臓六腑のどさくさとあこがれとが訴えへたいから中身だけつまんで出せる詩を書くのだ」というフレーズを思った。光太郎の詩をまた読みたくなった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年3月17日
- 読了日 : 2024年3月17日
- 本棚登録日 : 2024年3月17日
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