短編集。タイトルの一作と、最後の「ハクビシンを飼う」がよかった。社会の片隅でひっそりと生きてきた女性が、人生の終盤に得た幸福な時間。こういう出会いがあるかもしれないとしたら、人はいつまでも希望を持って生きていけるのではないか。孤独を、恐れる必要はないのではないか。本は、いつも、人に人生の灯りを灯してくれるような存在であるべきだ、と再確認させてくれる作品。
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- 感想投稿日 : 2014年4月17日
- 読了日 : 2014年4月17日
- 本棚登録日 : 2014年4月17日
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