妻が椎茸だったころ

著者 :
  • 講談社 (2013年11月22日発売)
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本棚登録 : 540
感想 : 107

短編集。タイトルの一作と、最後の「ハクビシンを飼う」がよかった。社会の片隅でひっそりと生きてきた女性が、人生の終盤に得た幸福な時間。こういう出会いがあるかもしれないとしたら、人はいつまでも希望を持って生きていけるのではないか。孤独を、恐れる必要はないのではないか。本は、いつも、人に人生の灯りを灯してくれるような存在であるべきだ、と再確認させてくれる作品。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年4月17日
読了日 : 2014年4月17日
本棚登録日 : 2014年4月17日

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