幻夏 (単行本)

著者 :
  • 角川書店 (2013年10月29日発売)
4.23
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本棚登録 : 721
感想 : 141
5

二作目。

超えて来たなぁ、一作目の『犯罪者』を。

僕の苦手な、哀しく切ない物語なのに。

【冒頭】
石段坂の降り口。
あの夏の日、12歳の僕と尚、そして、三年生の尚、拓。

おとといの台風のあと、なにかよくないこと、があったのではないか、と遅れている尚を待つ僕・・・。

なんとも言えないなぁ。

冒頭のこのシーンだけで胸がいっぱいになる。

bmakiさん、この作品、紹介いただきありがとうございました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年3月1日
読了日 : 2024年2月29日
本棚登録日 : 2024年2月29日

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コメント 2件

bmakiさんのコメント
2024/03/02

お疲れ様でした。
いい作品ですよね。

とってもいい作品だったのに、、、
私本作の内容を忘れかけております(-。-;

あんなに感動したのに。
2回も読んだのに。
どんな記憶力なんでしょう。

いやしかし、こんな記憶力なので、きっと何度読んでも楽しめるということで。

この後は天上の葦でしたよね。
その記憶もあやふや。。。^^;

またドキドキワクワクしてくださいo(^▽^)o

shukawabestさんのコメント
2024/03/02

bmakiさん
ありがとうございます。
僕もこの「幻夏」は、再読するだろうと思います。物語の最初と最後がつながっていくのがせつなくて、せつなくて•••。子どもの視点で描写されると、僕は気持ちを持っていかれることが多いなと思います。
内容、忘れるのは仕方ないですよね。次から次へと色々いい作品が出てくるので、ロケット鉛筆のように、一つ前に読んだ小説の記憶が今読み終えた小説に押し出されてしまっている気がします。
僕は、朱川湊人さんが好きで、彼の作品は読み返している作品も多いですが、「それ、どんな作品だった?」と訊かれると思わず貝になってしまいます。
「幻夏」ずば抜けて良かったので、3作目は少し間を置こうと思います。
ありがとうございました。
今後もよろしくお願いします。

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