土漠の花

著者 :
  • 幻冬舎 (2014年9月18日発売)
3.72
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本棚登録 : 1770
感想 : 328
4

凄惨。

読んでいてツラい。

「○○殺人事件」といったミステリーは「約束事」、「作り事」と体と心が勝手に分類して楽しく読めるのだが、

この作品は臨場感がスゴい。

冒頭から戦地に放り込まれるよう。

緊張感がずっと持続し、

好きでもないのに、夢中でページを繰らされて、結局5時間弱で読み切ってしまった。

サンキューがオススメの、まさに、「ドキドキ」と「テンポ」。

クセになりそうなイヤな予感。

完全に、好き嫌いと評価が分離してしまった・・・・。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年6月1日
読了日 : 2022年6月1日
本棚登録日 : 2022年6月1日

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コメント 2件

サンキューサンチューさんのコメント
2022/06/02

まさに、ドキドキとテンポと臨場感に引き込まれる。土漠の花がきっかけで自衛隊が舞台となる小説を読みたくなり有川浩や神家正成に出会うことができた。あと月村了衛の作品で機龍警察がお薦めです。

shukawabestさんのコメント
2022/06/02

悪いなあ、コメントさせてしまって。
しんどかったわ、読むのが。夢中になってしまったけど、途中の数時間。
昔、映画好きの友達が「映画はそもそもかなしいものだ」と言っていたけど、小説の魅力もそうなのかな?
僕は「県庁おもてなし課」のような温かい小説や、淡々とした小説、映画(例えば、「木漏れ日の中で」や「東京物語」や「日日是好日」など)大好きなものがいっぱいありそうです。
神家正成はまだ読んだことないわ。
そして、まだまだオススメありそうですね。たぶんこれから数冊読みそうな、重松清、あさのあつこ、青山美智子、小川糸以外で、あったかなもの、ありましたらよろしくお願いします。

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