ITが異常の速度で発展していっている我々の世代の中での今後の生き方のヒントを、著者の視点で紐解いた一冊です。
何個か学びになった点をピックアップしておきます。
①思考体力をつける。
人とコンピューターとの差を考えたときに見えてくる「差」は、「思考すること」。
であれば、この「思考」する力を強くしておけばコンピューターに淘汰されず、人的価値として生き残れるということを示唆しています。
②身近な小さな課題を解決する。
「思考体力」をつけるためには、自分の身の回りの問題を解決していくといった「使える思考」が必要です。小難しいことを考えるよりも、よりよくしようという発想のほうが大事です。
③プラットフォームを使うのではなく、プラットフォームとは何か、を考える。
便利なサービスは日々開発され、我々に提供されている。
そのサービスを便利だなといい、思考停止で使うのではなく、「なぜ便利なのか?どうしてこのサービスはたくさん使われているのか?」という開発者側の目を持つことが大事。
④インターネットによって「価値」は大きく変革した
インターネットの普及によって、幅広いことをそこそこできる人を社会は必要としなくなる。反対に、ニッチな分野で1番を目指せる人が必要になってくる。ネットを使えばニッチな能力でも70億人が顧客になる可能性がある。
天才建築家より建築好きの変態が評価される
天才ギタリストより音楽好きの変態が評価される
見方によっては、
「自分の好きなことが評価され、仕事になる最高の時代」ともいえる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
知識習得
- 感想投稿日 : 2020年11月28日
- 読了日 : 2020年11月28日
- 本棚登録日 : 2020年11月21日
みんなの感想をみる