80年代の学生運動で姉を亡くした主人公がその心のトラウマと生涯を通じてどのように向き合うかを書いた話。また当時の学生運動に対する痛烈な批判をしている。誰もが抱えている心的問題に対して長い時間軸で若い感性で主人公の思いを書いている。少し自己陶酔的な観点で心情が書かれていて青臭い考えだなーと拒否反応が出る部分もあるが家族関係や生きていく上でのスタンスに対する一つの考えが示されていて結構泣かされた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
不思議・日常
- 感想投稿日 : 2010年1月12日
- 読了日 : 2010年1月12日
- 本棚登録日 : 2010年1月12日
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