「いままでで一番印象に残っているデート」、「デートっていえないデート」、「一番むかついたデート」…まるでリレーみたいに、つぎつぎとデートにまつわるちいさな物語が語られていく短篇集。
高価なフレンチを食べたとか、海外旅行に行ったとかじゃなくて、いつもの町をいっしょに歩いたとか、特別でもなんでもないものをいっしょに食べたとか、そんなデートの中から一生忘れられない感情が生まれているんだなぁと、なんだかやわらかい気持ちになった。
一般公募で集まったデートにまつわるエピソード集もよかった。
角田光代の短篇集を読んでいると、居心地のいい気分になる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
恋愛もの
- 感想投稿日 : 2011年11月4日
- 読了日 : 2011年11月4日
- 本棚登録日 : 2011年10月29日
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