模倣犯(五) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2005年12月22日発売)
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感想 : 548
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模倣犯とはタイトルとはこうだったのか、と一人で盛り上がりました。
劇場型犯罪者にこういう形で行くとは思わなかった。
ただ、被害者の家族はもちろんのこと、加害者の家族についても色々と考えないといけないなぁと感じました。

真犯人Xは生きている――。網川は、高井は栗橋の共犯者ではなく、むしろ巻き込まれた被害者だと主張して、「栗橋主犯・高井従犯」説に拠る滋子に反論し、一躍マスコミの寵児となった。由美子はそんな網川に精神的に依存し、兄の無実を信じ共闘していたが、その希望が潰えた時、身を投げた――。真犯人は一体誰なのか? あらゆる邪悪な欲望を映し出した犯罪劇、深い余韻を残して遂に閉幕!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年1月18日
読了日 : 2024年1月18日
本棚登録日 : 2024年1月18日

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