母親の出奔、相手が17歳も年下の自暴自棄になった青年。その2人を追う娘。かつての恋人だったドイツ人青年との再会。何だメロドラマかいな…美男美女達の世界でしか生まれないお話にとんと理解のないもので、期待せずに読んでいったけれど、やっぱり宮本輝作品。行き着く土地での人々の暮らし、そこにも小さな物語が散りばめてあり読まされてしまった。最後は母親の絹子の死。そうか、そうだね、この物語を優しく終えるにはここに行き着くしかないよね。
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- 感想投稿日 : 2022年3月14日
- 読了日 : 2018年11月15日
- 本棚登録日 : 2018年11月15日
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