ねえだっこして

著者 :
  • 金の星社 (2004年5月1日発売)
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本棚登録 : 905
感想 : 94
3

この本は直球です。
読んだ後に答えを求めて色々考えさせられるタイプではなく

多分「可愛がられていた猫のいる家に赤ちゃんが来た、猫の気持ちになって絵本を描いてみよう」というお題を出したら必ず何人かはこの作品に類似した作品を描けるだろうな、
という作品です。

ただこれだけ↑感想を書くと
誰でも想像出来るようなさして面白味のない作品のようにしか思えませんし、
私自身特に面白味はない本だと思ったのですが

色々な方のレビューを見ると目から鱗。
感想が180度変わります。
だからこの本の評価が高いのか、と思い
まさに「子供のための本」だと思いました。

弟や妹が出来て兄、姉になった小さな子に是非。
これを読んでからお子さんが素直にだっこして、と言えるようになったと言うレビューを拝見して
ああ、そうか、すごいな。と。

絵本は作家さんだけでなく制作する出版社さんも
本当に凄いんだな、子供のために作品を選んでいるんだなと。幼い心に添える人でないと到底出来ない素晴らしい仕事です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年11月19日
読了日 : 2017年11月19日
本棚登録日 : 2017年11月19日

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