タイニーストーリーズ

著者 :
  • 文藝春秋 (2010年10月28日発売)
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本棚登録 : 821
感想 : 121
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エイミーのタイニーストリーズ(山田詠美さんの短編集)。

黒人のアメリカ兵とのイチャつく話や、唐突に男性器を咥える話はよく山田詠美さんワールドだな、と感じた。既視感すらあった。

「百歳の老婆になったら殺人!薬物乱用!放火だってしてやるんだ!だから百歳まで健康でいるんだ!」と意気込む主婦の話『百年生になったら』と、幼い頃から勉強もできて女の子からもモテモテで両親から期待されまくっている兄を、頭のなかで駅のホームレスに置き換える弟の話『微分積分』が読んでいてワクワクした。

いつも通りの顔で普段通りの生活をしながら、心のなかで悪魔を育ててる人の話が好きなのかもしれない。
ラブアフェアだのファックだのと言っている話は苦手なのかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 山田詠美
感想投稿日 : 2021年10月25日
読了日 : 2021年10月23日
本棚登録日 : 2021年10月23日

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